フランス代表のディディエ・デシャン監督が10日、FFF(フランス・サッカー連盟)公式サイトでコメントした。
同日、フランス代表はFIFAワールドカップカタール2022の準々決勝でイングランド代表と対戦。17分にオーレリアン・チュアメニの強烈なミドルシュートで先制に成功するが、54分にそのチュアメニがブカヨ・サカをペナルティーエリア内で倒してしまい、PKを献上。これをハリー・ケインに決められ、同点に。それでも78分、アントワーヌ・グリーズマンのクロスから最後はオリビエ・ジルーのヘッドで勝ち越し。その後、ケインの2度目のPKや途中出場のマーカス・ラッシュフォードのFKが外れたこともあり、フランスが逃げ切った。
デシャン監督は試合の振り返り、並びに準決勝について言及した。
「素晴らしい、我々は非常に良いイングランド・チームと対戦した。彼らはテクニカルにもフィジカル的にも振る舞える。それにも関わらず、選手たちがW杯準決勝に進出出来たのは素晴らしいことだ。時を止めたいが、すぐに切り替える。今夜は楽しむよ。彼ら(イングランド)に2つのPKを献上したが、幸いなことに2つ目を失敗した。それからは心と根性で持ちこたえた」
「モロッコは全ての人の心の認識に値するので、非常に真剣に準決勝への準備を行う。彼らは、このレベルの大会で期待されたチームの1つでは無かったかもしれない。でも、彼らが対戦したチームとの5試合で結果を出しているし、5試合で1失点しかしていない時、それはもはや驚きとは言えない」
1958年~1962年のブラジル代表以来、60年ぶりとなるW杯連覇を目指すフランス。悲願達成までは、あと2つ。