5大リーグから離れるようだ

FIFAワールドカップ・カタール大会ではグループステージ敗退という結果に終わってしまったベルギー代表。前回のロシア大会ではブラジルを破ってベスト4入りを果たしただけに、今回の結果は意外だった。

10番を背負って今大会に臨んだエデン・アザールは大会終了後、代表からの引退を発表した。

「僕の代表キャリアに終止符を打つことを決めた。次世代に継承する準備が整ったんだ。非常に寂しくなるよ」

アザールは自身のSNSにこのようなコメントを残している。

大会終了後、代表での進退と所属クラブでの去就に注目が集まっており、代表は引退という形に落ち着いた。気になるのは普段プレイするクラブがどこになるかだ。

現在はラ・リーガの強豪レアル・マドリードに在籍しているが、今季リーグ戦では98分しかプレイできていない。チェルシー時代から比べプレイタイムは年々減っており、実戦経験の少なさが近年のパフォーマンス低下につながっているといわれている。

ベルギー『WALFOOT』によると、アザールは今後MLSに向かうと周囲の人々に打ち明けたようだ。レアルとの契約は2024年まで残っており、契約が残り1年となる来夏にでも何か動きがあるかもしれない。

欧州での復活を果たせなかったアザール。チェルシー時代がキャリアのピークであり、当時はトップレベルのアタッカーだった。ドリブル、シュート、パスとどれもハイレベルで、単独でゴールを奪うことができた。しかし現状では当時を再現することは難しくなっており、不完全燃焼が続いている。