イタリア1部の名門ラツィオ移籍浮上、W杯でのパフォーマンスに注目

 ポルトガル1部スポルティングの日本代表MF守田英正に今冬、イタリア1部の名門ラツィオへ移籍する可能性が浮上。ポルトガルメディアは「少なくとも2000万ユーロ(約28億円)での移籍が協議できることをスポルティングは認めた」と報じている。

 守田は日本代表の一員としてカタール・ワールドカップ(W杯)に臨み、グループ初戦のドイツ代表戦を除く、3試合にスタメン出場。日本は悲願のベスト8入りを逃したものの、守田のパフォーマンスは注目されていたという。

 イタリアメディアの報道では、ラツィオを率いるマウリツィオ・サッリ監督の関心を引き、同監督はラツィオの関係者に獲得を依頼。スポルティングは交渉に入ることを認める最低額まで設定したとされている。

 ポルトガルメディア「Noticias ao Minuto」でもこの報道に言及され、同国メディア「O Jogo」の報道を引用する形で「4500万ユーロ(約64億円)の放出条項によって保持されているにもかかわらず、少なくとも2000万ユーロでの移籍が協議できることをスポルティングは認めた」と、具体的な金額も伝えられた。

 守田は今夏、ポルトガル1部サンタ・クララから名門スポルティングへ加入し主力に定着。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のデビュー戦となった9月のフランクフルト(ドイツ)戦では先制アシストを含む2得点に絡む活躍を見せるなど、新天地で上々のシーズンを迎えてきた。

 そんななか、W杯を経て欧州5大リーグの1つに数えられるイタリアへの移籍が浮上。さらなるステップアップを果たすのか、今後の去就動向が注目される。(FOOTBALL ZONE編集部)