イングランド代表MFデクラン・ライスが、ガレス・サウスゲイト監督の続投を熱望した。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 現地時間12月10日、カタール・ワールドカップ(W杯)の準々決勝で、イングランドはフランスと対戦。1-2で接戦を落とし、ベスト8で涙をのんだ。

 サウスゲイト監督は、2024年のEURO終了後まで契約を結んでいるが、W杯敗退を受け「チームのため、イングランドのため、FA(イングランドサッカー協会)のため、それが何であれ、正しい決断を下したい。そのために少し時間をかけるのが正解だと思う。過去に大会の直後、自分の気持ちがどう変化したかは知っている」と語り、退任に含みを持たせた。

 ただ、ライスの思いはただひとつだ。

 カタールW杯ではウェールズとのグループステージ最終戦を除き、全試合でフル出場した23歳は、「彼は我々をとても、とても遠くに、人々が期待するよりも遠くに連れて行ってくれた」と指揮官を絶賛し、現体制継続を呼びかけた。
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「今夜、彼は全てを完璧にこなした。敗戦は彼の責任ではない。戦術は正しかったし、我々は正しいやり方でプレーし、攻撃的で、(キリアン・)エムバペを止めた。彼は静かだった。2失点してしまったのは、監督のせいではなく、ピッチ上の僕らのせいだ。

 残留を本当に願っている。今いる中心メンバーや彼が作ってくれたものはとても特別だし、彼のためにプレーすることも、イングランドのためにプレーすることも大好きなんだ」

 60年もの間、W杯制覇から遠ざかることとなったフットボールの母国は、いったいどんな決断を下すのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部