カタールW杯のマスコットキャラのライーブが可愛いと人気
カタール・ワールドカップ(W杯)のマスコットキャラのライーブは、W杯の歴代マスコットでも過去最高の可愛さと評判になっている。さまざまなグッズが売られているが、現地でも大好評なのがライーブの被り物だ。
W杯の開幕前からドーハに滞在していたが、当初は当たり前のように公式ショップにあったため、気にも留めずに「大会も終盤になれば、安売りするだろう」と高を括っていた。だが、大会開幕直後から、どこのショップを見てもすっかり見なくなった。
試合が行われなかった現地時間12月12日、日本でも一部のマスコットマニア(?)の間で話題になっているライーブの被り物を探しに、サッカーライターの森雅史さんとオフィシャルショップ探索をした。実は森さんとは、前々日のオランダ代表対アルゼンチン代表戦、前日のフランス代表対イングランド代表の試合会場にも設置されたFIFAショップ(大会公式ショップ)でも、同アイテムを探していたのだが、見つけられなかったのだ。
この日、向かったのはFIFAショップがあると言われたDECC(ドーハエキシビション&コンベンションセンター)。しかし、実際に行ってみると小さなショップしかなく、大会の商品はまばら。近くにあったショッピングモール内にも、オフィシャルショップがあり、日本代表のマフラーが売られていた。
日本代表のグッズは、開催国カタールやサウジアラビア、イラン、モロッコのグッズと比較しても、生産数が多くなく、売れ行きも非常に早かったという。ショップの人によると、日本以外にもブラジル、アルゼンチン、メキシコのグッズ、そしてライーブ関連のグッズは飛ぶように売れるのだという。ちなみに、ここではオフィシャルグッズのセールが始まっており、2点買うと1点無料になるということだった。
その後、森さんと二手に分かれてライーブの被り物探しに出た。森さんは最大のFIFAショップがあるという「FIFAファンフェスティバル」へ。筆者は最大の市場である「スークワキーフ」へ、大人気のお化けグッズを探しに行った。しかし、結局、2人とも見つけられず。森さんは前日に「FIFAファンフェスティバルで売っていました!」という情報を得ていただけに、大ショックを受けていた。
宿泊しているアパートへの道中、ライーブの被り物をかぶっていた東南アジア系の親子に、どこで売っていたのかと聞くと、「ナショナル・ミュージアムで買ったよ! みんなに『どこで買ったの?』って聞かれるんだ。在庫は結構あったと思うよ」と、教えてくれた。すでにナショナル・ミュージアムは閉館時間を過ぎており、この日の購入は断念。まさに飛ぶように売れているグッズだが、帰国までに入手することはできるだろうか。(FOOTBALL ZONE特派・河合 拓 / Taku Kawai)