イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督が、自身の進退についてコメントした。イギリス『BBC』が伝えた。

イングランド代表を率い、カタール・ワールドカップ(W杯)を戦ったサウスゲイト監督。優勝候補の一角に挙げられ、若い選手も積極的に起用していった。

チームはグループステージを首位通過。ラウンド16ではセネガル代表を下したなか、準々決勝ではフランス代表に1-2で敗戦。ベスト8で姿を消すこととなった。

2016年9月からチームを率い、今回が2度目のW杯となった中、またしても優勝を逃す結果に。2018年のロシアW杯では準決勝でクロアチア代表に敗れ、3位決定戦でもベルギー代表に敗れて4位。2021年に行われたユーロ2020では決勝に駒を進めたが、イタリア代表相手にPK戦の末に敗戦し準優勝に終わっていた。

3度目の大きな大会もタイトルを獲れずに終わっていた。

フランスに敗れた後、サウスゲイト監督は自身の去就に言及。今考えられるものではないとし、しっかりと正しい決断を下したいとした。

「私は4、5カ月後に、自分が間違った決断をしたと思いたくはない」

「誰にとっても重要なことであり、間違えてはいけない」

「この1年半、大半は難しい時期だったように思う」

「この数週間、私が愛したすべてのものに対し、私はまだこの18カ月間がどうだったかを覚えている。言われたこと、書かれたこと、そしてウルブスでの夜もだ」

「現時点で私の頭の中には、本当にたくさんの葛藤がある。だから、もし正しいことであるならば、それを行い続けるエネルギーを間違いなく持っていると確認したい」

すぐに決断しない理由は過去の経験からだというサウスゲイト監督。しっかりと考えると語った。

「過去何度か経験した大会の後、数週間で自分の感情を適切に考えることは困難だった」

「それはとても多くのエネルギーを奪い、心の中では様々なことが行き交った」

「なぜなら、それは、もう1度行くことが正しいのか、行かないことが正しいのか。どちらにしても正しい決断を下したい。今夜はそれを決断するときではない」

「そして、この先の数日もないだろう」