ウナヒはW杯でどれだけ価値を上げることになるか

夏の移籍市場で大きく動いたバルセロナは冬の移籍市場でも補強を考えているようだ。

ポジションは中盤で、イルカイ・ギュンドアンやベルナルド・シウバ、エンゴロ・カンテとビッグネームが挙がる。しかしどれも名の知れたプレイヤーばかりであり、財政状況を考えたら簡単に手を出すことはできない。

西『MUNDO DEPORTIVO』はFIFAワールドカップ・カタール大会で活躍しているモロッコ代表のMFアゼディン・ウナヒが候補の一人に浮上したと報じている。

ウナヒは2021年からリーグ・アンのアンジェでプレイしている。リーグ戦では今季1106分の出場機会を得ており、アンジェでは2番目に多い数字だ。しかしクラブはリーグ・アンで最下位に沈んでいる。

バルセロナはこのウナヒを安価な選択肢として考えている。W杯の結果で高騰するのは間違いないが、『transfermarkt』が設定する市場価値は350万ユーロとかなり安い。

ウナヒのポジションは中盤で、獲得となればペドリやガビとポジションを争うことになる。

ウナヒの魅力は推進力のあるドリブルであり、守備的で相手に押し込まれることが多いモロッコの陣地を回復させる重要な役割を担っている。守備時の強度も高く、1-0で勝利したポルトガル戦では地上戦でのデュエルで8戦7勝という素晴らしい数字を記録している。

ガビのような強度の高さが期待できるウナヒ。まだ22歳と若く、今後ステップアップすることになるのだろうか(データは『SofaScore』より)。