今夏スポルティングに約5億5000万円の移籍金で加入
ポルトガル1部スポルティングの日本代表MF守田英正は、カタール・ワールドカップ(W杯)でグループ初戦のドイツ代表戦を除く3試合に先発出場し、ベスト16進出に貢献した。この活躍により、守田の市場価値は倍以上に上がっていると、現地メディアは報じている。
守田は今夏、ポルトガル1部サンタ・クララからスポルティングに完全移籍。開幕からレギュラーに定着し、公式戦18試合3得点2アシストを記録している。カタールW杯ではドイツ戦(2-1)こそ出場機会なしに終わったものの、コスタリカ代表戦(0-1)、スペイン代表戦(2-1)はフル出場、決勝トーナメント1回戦のクロアチア代表戦(1-1/PK:1-3)でも延長戦のハーフタイムまで出場した。
イタリア1部ラツィオからの興味も報じられているなか、ポルトガルメディア「A BOLA」はその市場価値の上昇に注目。「守田の推定市場価格はすでに1000万ユーロ(約14億円)を超えている」と見出しを打ち、次のように報じた。
「カタールから戻った日本人は、出場前とは違う。より評価され、多くのクラブが興味を示すようになり、スポルティングは1000万ユーロ以上の価値を見出している」
そして、夏に380万ユーロ(約5億5000万円)で獲得した守田が、11月の時点で700万ユーロ(約10億1600万円)の市場価値になっていたことに触れ、「1000万ユーロ以上のオファーでなければ、スポルティングは交渉することに納得しないだろう」と指摘。「各種ボーナスを入れれば、1500万ユーロ(約22億円)になるはずだ」と、この半年間での急激な市場価値の上昇を伝えている。(FOOTBALL ZONE編集部)