明治安田生命J2リーグ・ファジアーノ岡山所属のオーストラリア代表FWミッチェル・デューク(31)は、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)の舞台で活躍。FC町田ゼルビア移籍の可能性が取りざたされる中、自身の去就に言及した。

 デュークはオーストラリア代表オーバーエイジ枠で東京五輪男子サッカー競技に参戦した後、ファジアーノ岡山に加入。今季はJ2リーグほぼ全試合に出場して8ゴールをあげるなど、チームの上位躍進に大きく貢献した。

 また同選手は、アルビレックス新潟DFトーマス・デン(25)らともにカタールW杯に参戦。決勝トーナメント1回戦・アルゼンチン戦までの全4試合で先発出場したほか、先月26日のグループリーグ第2戦・チュニジア戦では決勝ゴールをマーク。同選手のW杯初ゴールにファジアーノ岡山をはじめJリーグファンが歓喜をあげていた。

 デュークの去就については、今月に入ってFC町田ゼルビアへ移籍する可能性を一部メディアが報道。一方でカタールW杯での活躍をうけて、SNSでは日本国外クラブへの移籍を予想する声も上がっている。

 そんな中、デューク本人は12日に自身のインスタグラムアカウントでファンからの質問を募集。来シーズンの所属クラブを聞かれると、東京タワーを眺める自身の姿をアップした上で「まだどこでもあり得るけど…日本にとどまる可能性が高いね」と回答。ファジアーノ岡山残留の可能性には触れなかったものの、Jリーグでのプレー続行が濃厚であることを明かした。

 なおデュークはファジアーノ岡山加入直後の昨年9月、母国メディア『FTBL』のインタビューで「Jリーグは確かなクオリティが備わったリーグだ。インテンシティや競争の激しさという点でEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)を思い出すようなところだね」と、Jリーグを高く評価している。Jリーグでのプレー続行を望んでいるとみられる中、同選手の動向に注目が集まる。