アメリカ代表としてカタール・ワールドカップ(W杯)に出場していたドルトムントのMFジョバンニ・レイナが、大会前の出来事について言及した。

【写真】レイナが自身に起きていた事を告白

若くしてその才能が認められ、ドルトムントでプレーする20歳のレイナ。2020年11月にアメリカ代表デビューを果たし、今回が初のW杯となった。

そのレイナだが、W杯では2試合の出場に終わり、グループステージのイングランド代表戦では7分間の出場。ラウンド16のオランダ代表戦では後半の45分間プレーし、初のW杯を終えた。

しかし、レイナは大会前にグレッグ・バーホルター監督から出番が限られることを告げられていたものの、その悔しさもあり、良くない態度をとっていたという。

この件について、レイナが自身のインスタグラムを更新。チーム内での出来事は口外したくないとしながらも、自身に起きたことや振る舞いをチーム内で謝罪していたと明かした。

「W杯の件についてはコメントしたくない。チームの中で起きたことは非公開にすべきだと僕は信じている。とはいえ、僕のプロフェッショナリズムと性格を反映した発言がなされており、簡単な報告をする必要があると思っている」

「W杯の直前に、バーホルター監督から大会での僕の役割はとても限られていると言われた。僕は打ちのめされた。僕はプライドと情熱を持ってプレーする人間だ。サッカーは僕の人生であり、自分の能力を信じている」

「僕はW杯での活躍を期待していたし、そのために優秀なメンバーのプレーに貢献したいと切に願っていた」

「僕はとても感情的な人間でもあり、自分の限られた役割を知ってから数日間は、自分の感情を最大限に出し、トレーニングや行動に影響が出ていることを十分理解していた」

「チームメイトと監督に謝罪したところ、許していると言われた。その後は、悔しさを振り払い、フィールド内外で持てる力を出し切った」

「僕はこの問題が継続的に報道されることに失望している(いくつかはとても想像上の話になっている)。アメリカ代表チームのスタッフの誰かが協力していることにもとても驚いている」

「バーホルター監督は、チーム内で発生する問題は、その中にとどめ、チームの結束と前進に集中すると常に言ってきた。僕は自分のチームが大好きだし、国を代表することが大好きで、今はサッカー選手として、人間として成長することだけに集中している」

「2026年のW杯で大きな成功を収めることができるように、アメリカのサッカーに関わるすべての人が、男子代表チームの最善の利益にのみ焦点を当てることを願っている」

【写真】レイナが自身に起きていた事を告白