マラドーナ氏が現役時代に背負っていた10番にちなみ、英雄の名をコール
カタール・ワールドカップ(W杯)準決勝が12月14日に行われ、アルゼンチン代表とクロアチア代表が対戦。会場には多くのアルゼンチンサポーターが集まったが、前半10分になると「ディエゴ」コールが起こった。
「ディエゴ」は、言わずと知れたディエゴ・マラドーナ氏のこと。1986年のメキシコW杯では、マラドーナ氏を擁したアルゼンチンが、2度目のW杯制覇を成し遂げた。今回、FWリオネル・メッシを擁するアルゼンチンは、この時以来36年ぶりの優勝を目指して準決勝まで駒を進めてきた。
そのマラドーナ氏が現役時代に背負っていた10番にちなみ、前半10分にアルゼンチンサポーターから巻き起こった「ディエゴ」コール。マラドーナ氏は、2020年11月25日に急性心不全によって亡くなっていた。現役引退後にはアルゼンチン代表の監督を務め、同時に自身も熱狂的なアルゼンチン代表のファンであり続けたマラドーナ氏。この試合もきっと天国から見ているに違いない。(FOOTBALL ZONE特派・河合 拓 / Taku Kawai)