現地時間12月13日、カタール・ワールドカップ(W杯)の準決勝で、FIFAランキング3位のアルゼンチンと、同12位のクロアチアが激突した。

 ABEMAで解説を務めた本田圭佑は思わず「おもんない」と言ったように、互いに慎重な入りを見せ、スローな立ち上がりとなるも、徐々にアルゼンチンが攻め込むようになる。

 すると34分、裏へ抜け出したアルバレスがGKリバコビッチに倒され、PKを獲得。これをメッシがきっちり決め、先制に成功する。

 史上最多7度のバロンドール受賞歴を誇る“神の子”は今大会5点目で、得点ランキングでエムバペ(フランス)と並び、トップタイとなった。また、W杯通算では11点目。バティストゥータ氏をかわし、アルゼンチン代表で歴代単独トップに立った。

 勢いに乗った南米王者は、39分にアルバレスがカウンターから圧巻の独走を見せ、追加点を奪取。2-0として前半を終える。
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 厳しい展開となったクロアチアは、ハーフタイムに2選手を交代。さらに後半開始直後にペトコビッチも投入する。ただ、決定的な場面は作れず、時間の経過とともに焦りが広がってゆく。

 迎えた69分、アルゼンチンは勝利を大きく手繰り寄せる3点目を挙げる。メッシがペナルティエリア右を強引に突破して出したラストパスを、アルバレスが難なく押し込んだ。

 余裕が生まれ、74分にはディバラ、86分にはコレアとフォイスと、ここまで出場のなかった選手を次々に送り込む。

 結局、このまま3-0でタイムアップ。アルゼンチンが圧勝で決勝進出を決めた。前回のロシア大会では、クロアチアにグループステージで0-3の完敗を喫していたなか、4年越しのリベンジも果たした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部