クロアチアとの準決勝で1ゴール1アシストと躍動

 カタール・ワールドカップは現地時間12月14日、準決勝の1試合が行われ、アルゼンチン代表がクロアチア代表を3-0で下し、36年ぶり3度目Vへ王手をかけた。この試合でアルゼンチンFWリオネル・メッシは1ゴール1アシストと躍動したなか、圧巻ドリブルからのアシストシーンに海外メディアは「まさに天才」と脱帽の声を上げている。

 メッシは前半34分、FWフリアン・アルバレスがクロアチアGKドミニク・リバコビッチに倒されて得たPKを蹴り込み、先制ゴールを奪取。これがW杯通算11得点目となり、ガブリエル・バティストゥータ氏を抜いてアルゼンチン代表のW杯歴代最多得点記録を塗り替えた。

 2-0とリードを広げて迎えた後半24分には、圧巻のドリブル突破で見せ場を作る。敵陣右サイドでDFヨシュコ・グヴァルディオルと対峙。ドリブルで縦への突破を試みたなか、グヴァルディオルも粘り強く付いて対応する。ここで一度立ち止まったメッシは、その場でターンして再び縦への突破を図り、そのままエリア内に侵入し、最後はアルバレスのゴールをアシストした。

 最高級のテクニックが光った場面に、英テレビ局「ITV」公式ツイッターが脚光。アシストシーンの動画を添え「まさに天才…! リオネル・メッシは、アルゼンチンに3点目をもたらしたこの美しい技で、解説者たちに言葉を失わせた」と圧巻の技に脱帽。アルゼンチン代表の歴代最多得点記録だけでなく、W杯25試合出場の最多タイ記録を達成するなど一段と輝きを放ったエースの姿に世界中が目を奪われた一戦となった。(FOOTBALL ZONE編集部)