現地時間12月13日、カタール・ワールドカップ(W杯)の準決勝で、FIFAランキング3位のアルゼンチンは、同12位のクロアチアと対戦。リオネル・メッシが1ゴール・1アシスト、フリアン・アルバレスが2ゴールと、2トップが圧巻の結果を残し、3-0で快勝を収めた。

 英メディア『90min』によれば、試合後に守護神のエミリアーノ・マルティネスがインタビューに対応。サウジアラビア相手にまさかの逆転負けを喫し、黒星発進となるも、ここまで立て直したことに、興奮を隠せない様子だ。

「信じられないよ。ただただ信じられない。初戦で負けて、突然全てがひっくり返り、36試合続いた無敗記録が途絶え、みんなに疑われたんだ。(次の)メキシコ戦は、前半は少し杜撰だった。みんなが僕らの負けを望んでいたから、僕らは世界と戦う羽目になったんだ」

 クロアチア戦でもスタンドに詰めかけた大応援団が選手たちを後押しした。大会屈指の熱量を誇るサポーターには感謝の思いを伝えた。
 
「僕ら26人のファイターを、4500万人のアルゼンチン人が応援してくれているのがとても嬉しい。街はアルゼンチン人で溢れかえっているし、試合はいつもホームで行なわれている。どのスタジアムにも4、5万人のアルゼンチン人がいて、とても幸せだ」

 また、一瞬ハムストリングを抑える姿を見せたメッシの状態にも言及。「心配はないか」と問われ、こう答えた。

「いやいや。オランダ戦では120分プレーし、彼にとってはハードな試合だったけれど、見ての通り、彼は全ての試合を完走したいと考えている。フィジカル的にもすごくいいし、毎試合マン・オブ・ザ・マッチを獲得している」

 36年ぶり3度目の世界制覇まで、ついにあと1勝となった。運命の決勝は18日。14日に行なわれるフランス対モロッコの勝者と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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