準決勝クロアチア戦で1得点1アシストの活躍を披露

 カタール・ワールドカップ(W杯)の準決勝でアルゼンチン代表が前回大会準優勝のクロアチア代表を3-0で撃破し、2大会ぶりに決勝戦へと駒を進めた。勝利の立役者となったのが1得点1アシストのFWリオネル・メッシだ。そんなメッシに盟友のウルグアイ代表FWルイス・スアレスが称賛のメッセージを送った。

 36年ぶり3度目のW杯制覇を目指すアルゼンチンは前半34分にメッシがPKを決めて先制。さらに、その5分後にはFWフリアン・アルバレスがカウンターから1人で持ち込み追加点を奪った。そして後半24分にはメッシのドリブルでの打開から、ラストパスをアルバレスが押し込んでダメ押し。粘り強い戦いで勝ち進んできたクロアチアをはね除け、2014年ブラジルW杯以来のファイナルに進出した。

 メッシはこの試合でアルゼンチン代表のW杯歴代最多得点記録(11得点)を塗り替え、元ドイツ代表ローター・マテウス氏が持つW杯最多出場記録(25試合)にも肩を並べた。数多のタイトルを手にしてきた男が唯一手にしていないW杯優勝のタイトル獲得に王手をかけた。

 メッシとスペイン1部FCバルセロナ時代のチームメイトであるウルグアイ代表FWスアレスはインスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)に「彼は自分が世界一であることを示すことに飽きることはない。誰もが立ち止まり、彼がフットボールに与えてくれたことへ拍手を送る。信じられない男だ」と綴った。かつてのチームメイトを激賞し、世界最高の選手に対する敬意を示していた。(FOOTBALL ZONE編集部)