イングランド戦ではウォーカーがムバッペとマッチアップして話題に

今大会ここまで5ゴールを挙げているフランス代表FWキリアン・ムバッペをどう止めるのか。これはフランスと対戦するチームが解決しなければならない課題だ。

最終的にはフランス代表が勝利したものの、FIFAワールドカップ・カタール大会ベスト8でフランスと対戦したイングランド代表は、右サイドバックのカイル・ウォーカーがムバッペ封じに奔走していた。

ムバッペ最大の強みの1つが爆発的なスピードで、同じくスピード自慢のウォーカーはその役割にぴったりだった。何度か突破を許すシーンはあったものの、ムバッペを無得点に抑えたのは見事だ。

準決勝でフランスと対戦するモロッコ代表でその役割を担うのは、パリ・サンジェルマンでムバッペとチームメイトの快速SBアクラフ・ハキミだ。

ウォーカーよりも攻撃に強みのある選手だが、スピードはサッカー界トップクラスだ。ムバッペを封じるにはハキミの奮闘が欠かせない。

データサイト『WhoScored』も迫るベスト4の戦いへ向けてムバッペVSハキミがカギになると取り上げており、ハキミはここまで大会トップとなる19回のタックルを成功させている。ここのマッチアップは見応えたっぷりだろう。

もちろんチャンスがあれば積極的に攻め上がるはずで、攻撃力でフランスのサイドを牽制することもできる。ここのスピード勝負を制するのはどちらなのか。注目すべきエリアの1つだ。