カタール・ワールドカップで16強入りを果たした森保ジャパンのキャプテン吉田麻也が、12月13日に放送されたテレビ朝日系列の「報道ステーション」のインタビューで、日本サッカーの今後の課題に言及した。
同番組に出演している盟友の元日本代表DF内田篤人氏から、VTRで「このワールドカップを終えて、この先日本サッカーはどうしていけばいいと思いますか。戦術、育成、選手のレベルアップ、包み隠さず全部話してください」と質問を受けた吉田は、まず戦術的についてこう語った。
「ビッグチームに対しても、ある程度守れることがわかった。逆に攻撃面をもっともっと工夫していかないといけない。今後は自分たちが1秒でも2秒でも長くボールを持てる術、ボールを持った時の攻撃の引き出しを増やしていくことが戦術的には必要になってくるんじゃないかな」
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34歳のDFは「同時にサッカーは今だけ良くても良くないし、先だけ良くても良くない。ずっと続いていくもので、一貫してずっといいパフォーマンスやいい環境を整えてあげなければいけないと思う」と話し、育成面についても持論を述べた。
「サッカー人口を増やして、少しでも能力が高い選手がサッカーを選んでくれるような環境をつくる。(サッカー教室などで)子どもたちが実際にワールドカップに出た選手たちと一緒にプレーして何かを感じ取ったり、サッカーをする子どもたちが増えて、能力が高い子どもたちがストライカーやキーパーになる。身体的に不利だと言われている日本のポジションを補ってくれるようになれば、よりいい選手が出てくるんじゃないかと思う」
戦術面の改善はもちろん、長期的に見た地道な底上げが必要だとの見解を示した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部