フランス代表FWランダル・コロ・ムアニ(フランクフルト/ドイツ)が、出場直後の代表初ゴールを振り返った。

 FIFAワールドカップカタール2022・準決勝が14日に行われ、フランス代表はモロッコ代表と対戦。5分にテオ・エルナンデスのゴールで先制すると、79分にはキリアン・エンバペのシュートのこぼれ球をコロ・ムアニが押し込み、2-0で勝利。2大会連続で決勝に進出し、史上3カ国目の連覇まで残り1勝となった。

 79分から途中出場を果たし、ファーストタッチで追加点を挙げたコロ・ムアニにとってはこれがフランス代表通算4試合目の出場にして嬉しい初ゴールに。データサイト『OPTA』によると、途中出場してからわずか44秒でゴールを記録したのは、W杯史上3番目に早い交代選手のゴールになったという。なお、1位は2002年大会の元ウルグアイ代表FWリカルド・モラレス氏の16秒で、2位は1998年大会の元デンマーク代表FWエッベ・サンド氏の26秒となっている。

 FWクリストファー・エンクンクが負傷離脱したことにより、フランクフルトのジャパンツアーで来日していたところからフランス代表に追加招集されたコロ・ムアニ。今大会2試合目の出場で初ゴールを挙げたことに試合後、フランスのテレビ局『TF1』のインタビューで「これは魔法のようだ」と喜びを爆発させた。

「これを説明できる言葉が見つからない。最後まで行くために全力を尽くす必要がある。僕はまだ夢の中にいて、なかなか目が覚めないね。キリアンについて行ったことは良かったと思う。彼はすべての仕事をやってしまうからね。自分のポジショニングについては誇りに思うよ。現時点ではまだ実感がわかない。明日の朝にみんな気づくだろう」