カタール・ワールドカップの現地解説が話題の本田圭佑が12月14日、自身のYouTubeチャンネルでライブ配信を実施。W杯を中心に様々な質問に答えた。
今回のワールドカップでは、日本代表や森保一監督に対し、試合結果の度に賞賛と批判が180度入れ替わる、“手のひら返し”が話題となった。
そんななか、視聴者から「ファンが日本代表に厳しい反応することは、代表を強くすることに繋がるのでしょうか。PK戦に対する大衆の反応が、擁護と批判の両極端に多いように感じます。選手側としてはどう感じていますか」と質問を受けた本田は、「内容によるというのが僕の理想の考え方」と答え、こう続けた。
「本当に結果だけでガンガン手のひらを返すでしょ。これは事実なんですよね。どこの国に行ってもそうでした。イタリア、ブラジル、ロシア、日本。どこでも本当に結果がすべてなぐらい、手のひら返ります」
経験豊富な36歳は、「でも、それは本当にレベルの低い話だなとずっと思ってて、結果を出しても批判するべきだし、逆に負けても賞賛するべきだと思ってるんで。そこの本質を見る目を養わないと、本当にいけないんだろうなというのはサッカーに限らず、何かを評価する時には、常にそれを思いますね」と持論を展開。最後にこう付け加えている。
「この考え方自体が正しいとも思っていない。エンタメやし、結果だけで手のひら返す評価の仕方のほうがいいんじゃないかという声もあっていいと思う。僕は間違っていると思っているというだけの話」
ただ、9か国でプレーした本田曰く、結果のたびにコロコロと評価が変わるのは万国共通のようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部。
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