モロッコDFエル・ヤミクがポスト直撃のオーバーヘッドを放つ
カタールワールドカップ(W杯)の準決勝が現地時間12月15日に行われ、フランス代表がモロッコ代表を2-1で破って決勝に駒を進めた。モロッコの躍進はストップする結果となったが、DFジャワド・エル・ヤミクの見せた豪快なオーバーヘッドシュートが話題を呼んでいる。
準決勝のフランス対モロッコの一戦は、迫力に満ちた球際の攻防など、見応え十分の好ゲームとなったなか、フランスは前半5分にDFテオ・エルナンデスが先制ゴールを決め、後半34分にはFWランダル・コロムアニが追加点を記録。前回王者が2-0で勝利を収め、2大会連続となる決勝進出を果たした。一方、スペイン代表やポルトガル代表を破って躍進してきたモロッコは、3位決定戦に回ることとなっている。
モロッコは無得点に終わることとなったなか、最も話題を呼んだのが前半終了間際のシーンだ。コーナーキックのこぼれ球をエル・ヤミクがオーバーヘッドで狙うと、右足のシュートはゴールポストを直撃。惜しくもゴールとはならなかったものの、スタジアムと世界中を沸かせた。
日本でも「オーバーヘッド」がツイッターのトレンドに入るなど、大きな反響を呼んだプレー。英メディア「GIVE ME SPORT」は「モロッコDFエル・ヤミクが大会ベストゴールに近付く」と見出しを打ち、「スペクタクルなバイシクル」と称賛すると、「Caught Offside」も「決まれば大会ベストゴールを争うものになっていただろう」と伝えている。
結果的に準決勝での敗退となったが、アフリカ勢初のベスト4進出を果たしたモロッコは、躍動感のあるプレーを人々の記憶に刻みつけた。(FOOTBALL ZONE編集部)