モロッコサッカー連盟(FRMF)は15日、カタール・ワールドカップ(W杯)準決勝のフランス代表vsモロッコ代表の主審の判定に対する抗議の声明を発表した。

14日に行われた一戦は、60年ぶりの連覇を目指すフランスが2-0でモロッコを下し、決勝進出。アフリカ勢初のベスト4入りを果たしていたモロッコは、3位決定戦に回ることとなった。

今大会は下馬評を覆し、堅守で勝ち上がってきたモロッコ。準々決勝まではオウンゴールでの1失点のみという堅さを見せ、躍進を遂げていた。

そんな中、準決勝を務めたメキシコ人のセサル・アルトゥーロ・ラモス・パラスエロス主審の判定に対して抗議。不当な判定を受けたと訴えた。

「王立モロッコサッカー連盟は、ワールドカップ準決勝のフランス代表との試合で、モロッコ代表に与えられたジャッジの不正に関し、必要な措置を講じることを公正に求め、我々のチームの権利を守ることに躊躇しません」

試合では、前半にソフィアン・ブファルがボックス内でテオ・エルナンデスに倒されたように見えたが、主審はブファルにイエローカードを提示。後半にも微妙な判定はいくつか続いた。

FRMFは国際サッカー連盟(FIFA)に公式に抗議をすることとなるようだ。