フランス代表は現地時間12月18日、史上3か国目の連覇を目ざし、カタール・ワールドカップの決勝でアルゼンチン代表と対戦する。
この大一番に向け、準決勝に続き、決勝も現地で観戦予定となっているフランスのエマニュエル・マクロン大統領が、驚きのプランを構想しているようだ。スペイン紙『MARCA』が「フランス大統領、カタールへの単独渡航を望まず。ベンゼマら負傷した選手を決勝戦に連れて行きたいと考えている」と伝えている。
「マクロンの考えは、カリム・ベンゼマだけでなく、ポール・ポグバやエヌゴロ・カンテなど、怪我で不参加となった選手たちを連れて行くというものだ」
『MARCA』はその事実を証明するものとして、同国のスポーツ大臣、アメリー・ウデア=カステラ氏の次のような発言も取り上げている。
「彼がそれをやりたがっていて、検討されていることは知っています。可能かどうかはこれからです」
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怪我で離脱しながら、登録自体はまだ残っているとされるベンゼマに関しては、所属のレアル・マドリーですでに復帰を果たしており、15日にはレガネスとの親善試合に出場。土壇場での合流も取り沙汰されるも、フランスのディディエ・デシャン監督は会見でこの話題を振られると、「次の質問に移ろう」とスルー。その気はないことを窺わせている。
34歳のストライカーはこのまま前回大会制覇の功労者ポグバ、カンテと共に、カタールW杯とは縁なく終わると思われたが、思わぬ形での“電撃参戦”もあり得るかもしれない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部