大躍進を支えたアシュラフ・ハキミが、モロッコ国民へ熱いメッセージを届けた。
現地時間12月14日、カタール・ワールドカップ(W杯)の準決勝で、アフリカ勢初の4強入りを果たしたモロッコは、キリアン・エムバペら名立たるタレントを擁する前回王者フランスと対戦。開始5分で先制を奪われた後は、必死の反撃に出て押し込む時間もあったが、79分に痛恨の追加点を許し、そのまま0-2でタイムアップの笛を聞いた。
スペイン、ポルトガルに続き、決勝トーナメントで三度目の列強国撃破とはならなかった。しかし、連覇を目ざす難敵を追い詰めた堂々たる戦いぶりには世界中から称賛が集まっている。
右ウイングバック/サイドバックとして奮闘し、試合後には悔しさを押し殺しながら、パリ・サンジェルマンで共闘する親友、エムバペと健闘を称え合っていたハキミは、15日にツイッターを更新。率直な思いをこう綴った。
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「僕らは全てを捧げた。チームの夢、国全体の夢は終わった。しかし、自分たちが成し遂げたことを誇りに思わなければならない。最後の1秒まで戦ったんだから、頭を高く上げて去れる。僕らはこれからも努力を続け、この国のために全力を尽くすよ。モロッコのみんな、応援ありがとう」
17日にはクロアチアとの3位決定戦が行なわれる。アトラスのライオンは、カタールW杯を勝利で締め、母国へメダルを持ち帰れるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部