韓国1部・全北現代所属のカタールW杯韓国代表GKソン・ボムグン(25)は、明治安田生命J1リーグ・湘南ベルマーレ移籍の可能性が高いとみられている。そんな中、全北現代のキム・サンシク監督が同選手の去就について語った。16日、韓国のサッカー専門誌『フットボリスト』が報じている。

 身長196cmのソン・ボムグンは、水原三星の下部組織や高麗大学校をへて2018年1月に全北現代へ加入。プロ1年目から全北現代の正守護神として活躍しており、今季も韓国国内の公式戦ほぼ全試合でフル出場している。

 また昨年にはU24韓国代表の一員として、東京五輪男子サッカー競技の全4試合でフル出場。カタールW杯アジア最終予選では出番がなかったが、今年7月24日のEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジアサッカー選手権)決勝大会・香港戦でA代表デビュー。カタールW杯の韓国代表メンバーに選出されたが、本大会で出場機会はなかった。

 そんなソン・ボムグンの去就について、『フットボリスト』は韓国サッカー関係者から聞いた話として「ソン・ボムグンは湘南ベルマーレへ移籍する見通しだ。彼の代理人が日本に渡り、湘南ベルマーレと交渉している」と伝えている。

 またキム・サンシク監督は「ソン・ボムグンの慰留に最善を尽くしたが、フリーエージェントとなった(契約満了により退団した)。その後、本人から『日本でプレーしたい』と連絡があったと聞いている」と、『フットボリスト』のインタビューでコメントを残したという。

 なお湘南ベルマーレでは、ガンバ大阪からレンタル移籍により加入している日本代表GK谷晃生(21)の去就が不透明とみられている。