ワールドカップ決勝の舞台で激突するアルゼンチンとフランス。

ここでは、両チームのいい男たちを取り上げてみる。

フランス14番:アドリアン・ラビオ

14番:アドリアン・ラビオ
14番:アドリアン・ラビオ

ユヴェントスに所属する27歳のMF。

190cm近い長身のレフティでクレバーなポジショニングと高い技術を備える。

一時はディディエ・デシャン代表監督のブラックリストに載っていたが、その後、レ・ブルーでも確固たる地位を確立した。

今大会でもレギュラー起用されているが、モロッコとの準決勝はウイルス感染のために欠場。決勝は果たして…。

なお、代理人でもある母ヴェロニクさんはお騒がせな人物としても知られ、今大会でもスタンドから息子のプレーを見つめている。

フランス9番:オリヴィエ・ジルー

9番:オリヴィエ・ジルー
9番:オリヴィエ・ジルー

ミランに所属する36歳のFW。かつては世界一のセクシー選手に君臨したが、現在は渋いイイ男に。

大ベテランといってもいい年齢となったが、今大会では4ゴールと絶大な存在感を発揮。あのティエリ・アンリを抜き去り、フランス代表史上最多ゴールスコアラーになった(53得点)。

ちなみに、グルノーブルでは大黒将志、アーセナルでは宮市亮とプレーしたことがある。

フランス7番:アントワーヌ・グリーズマン

7番:アントワーヌ・グリーズマン
7番:アントワーヌ・グリーズマン

アトレティコ・マドリーに所属する31歳のアタッカー。かつてのかわいさは薄れたが、渋さが出てきた。

代表での通算出場数116は歴代5位タイ、通算得点数42は歴代3位と絶対的な存在に君臨。

今大会では3ゴールと得点数ではキリアン・エムバペとジルーに及ばないが、チャンスメイクという点では最も影響力がある選手だ。同僚のラファエル・ヴァランも「彼には他の選手をプレーさせる能力がある」と讃えており、最大のキーマンといえる。

アルゼンチン21番:パウロ・ディバラ

21番:パウロ・ディバラ
21番:パウロ・ディバラ

ローマに所属する29歳のアタッカー。卓越した左足を持つNEWメッシとして期待され、昨季まではユヴェントスの10番に君臨した。

祖父は第二次世界大戦の影響でポーランドから逃れてきた移民。飢え死に寸前だったところを善良な人達に救われたそう。

ディバラも15歳の時に父親を亡くし、孤独感から泣く日々を送ったこともあるが、そこからプロに成り上がった。

ただ、W杯では得点を決めたことはない。2018年大会は22分、今大会も16分しかプレーしていない。

アルゼンチン16番:ティアゴ・アルマダ

16番:ティアゴ・アルマダ

MLSアトランタ・ユナイテッドに所属する21歳のアタッカー。

今年9月に代表デビューすると負傷したホアキン・コレアに代わってW杯メンバー入り。

イケメンというよりもカワイイ系だろうか。生まれ故郷が同じカルロス・テベスとは面識があり、可愛がられている。

アルマダ本人は「テベスは謙虚で良い人」と話しており、ストリートサッカーで育ったことがプレーにも生きているそう。

5歳当時には八百屋の商売の手伝いをして、1日5ペソ(4円)を貰ったり、友達とペットボトルを集めてリサイクル代を稼ぐなどしていたとか。

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17歳でデビューするなどベレスの至宝として期待され、一時はバルセロナが興味を持っているとも報じられた。