カタールW杯日本代表の森保一監督は、かつてサンフレッチェ広島を指揮。現在横浜F・マリノスに所属するFWアンデルソン・ロペス(29)の指導に当たっていた。そのアンデルソン・ロペスが、森保一監督から教わったことを振り返るとともに、感謝の思いを語った。米メディア『ESPN』ブラジル版が同選手のコメントを伝えている。

 アンデルソン・ロペスは2016年7月、日本代表FW浅野拓磨(27)の後釜としてサンフレッチェ広島に加入。2017年12月まで約1年半にわたりサンフレッチェ広島でプレーすると、その後は韓国1部・FCソウル、北海道コンサドーレ札幌、中国1部・武漢足球倶楽部に在籍。今年1月に横浜F・マリノスへ加入すると、今季リーグ戦で11ゴールをマーク。J1優勝に大きく貢献している。

 そんなアンデルソン・ロペスはサンフレッチェ広島在籍時、およそ1年間にわたり森保一監督のもとでプレー。カタールW杯開催期間中に『ESPN』のインタビューに応じた際、森保一監督の指導法を聞かれると「森保一監督は僕がこれまで一緒に仕事をしてきた最初で唯一の日本人監督なんだよ。日本にやって来たばかりの時に、僕のことをすごく助けてくれたね」

 「才能だけだと日本ではプレーできない、たくさん走って献身的なプレーをしなければならないということを教えてくれたんだ。僕を(今までとは)また違う選手にしてくれたのさ」とコメント。自身がJリーグで結果を残している理由のひとつに同監督との出会いをあげたのだ。

 森保一氏はミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもとでアシスタントコーチを務めると、2012シーズンからおよそ5年半にわたりサンフレッチェ広島を指揮。3度のJ1制覇を成し遂げるなど華々しい実績を残したが、2017年7月に成績不振の責任をとる形で辞任していた。