ドイツ、スペインの強豪2チームを撃破する立役者であれば、注目度が高まるのは当然だ。

 ジンバブエのメディア『Chronicle』は12月16日、カタール・ワールドカップでブレイクしたスター選手たちをリストアップした。その中で、フライブルクに所属する日本代表の堂安律を選出している。

 堂安はドイツとの初戦で後半71分から途中出場すると、わずか4分後に同点弾をマーク。その後の浅野拓磨のゴールで2-1と勝利した日本に大きく貢献した。

 さらに、スペインとのグループステージ最終節では、後半開始から出場すると、48分にまたも同点弾となるゴールを奪取。3分後に追加点を挙げた日本は2-1と再び逆転勝利し、グループ首位での決勝トーナメント進出を果たしている。
 
 先発出場したコスタリカ戦やラウンド16のクロアチア戦ではネットを揺らすことができず途中交代した。だが、“スーパーサブ”として称賛された2試合での活躍が、堂安の評価を大きく高めたことは疑いない。

 Chronicleは「日本のドイツ戦とスペイン戦の勝利は似たパターンから実現した。ドウアンがピッチに立つと、全てが変わったのだ」と報じている。

「初戦で出場から4分にドウアンは同点弾を挙げた。そしてスペイン戦ではハーフタイムに交代すると、3分で得点。ドウアンが先発した試合でどちらも日本が負けたことは、『日本のメッシ』とも呼ばれた彼に対する疑問符を投げかける。だが、猛烈なスピードや得点の脅威となる力を持つ選手には大きな価値がある。5人交代制の時代、インパクトを残せる選手の価値は高まっているのだ」

 同メディアがそのほかに選出したのは、サウジアラビアのサウド・アブドゥルハミド、モロッコのボノとアゼディン・ウナヒ、チュニジアのアイサ・ライドゥニ、クロアチアのドミニク・リバコビッチ、オーストラリアのハリー・サウターだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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