アルゼンチン代表のレジェンドであるガブリエル・バティストゥータ氏が、自身のゴール記録を塗り替えた後輩FWリオネル・メッシを祝福した。

メッシは13日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)準決勝のクロアチア戦で1ゴールを記録し、チームの3-0の快勝に大きく貢献。

そして、このゴールでW杯通算得点数を「11」としたパリ・サンジェルマンFWは、バティストゥータ氏の持っていたアルゼンチン代表のW杯通算得点記録(10点)を抜いて単独首位に浮上した。

かつてフィオレンティーナやローマで活躍したレジェンドストライカーは、アルゼンチン『Clarin』で自身の記録を更新した後輩に言及。「メッシが記録を塗り替えても全く傷つかなかったよ」と、偉大な後輩を祝福した。

「レオはそれに値する。もし、そこにいるべき人がいるとすれば、それは間違いなく彼だ」

「メッシは宇宙人ではなく、誰よりも優れたフットボールを見せる人間だよ。そのような人物が自分を超えたとすれば、そこに苦しみはなく、ただただ喜びを与えられるものだ」

さらに、今大会で5ゴール3アシストをチームを牽引する圧巻の輝きを放つ35歳のパフォーマンスに関しては、「20歳のようなプレーをしている」とそのアグレッシブなプレーぶりに少なからず驚きを感じているようだ。

「もっと落ち着いているかと思ったが、20歳のようなプレーをしている」

「それは彼がハングリーだからだ。彼はカップ戦で勝つためにここにいる。それがフットボールに必要なことであり、レオがチーム全体に広めていることなんだ」

最後に、36年ぶり3度目の優勝を懸けて前大会王者フランスに挑むチームに向けては、「アルゼンチンにはタイトルを取るための条件が揃っている。今のチームには雰囲気があるし、何かを成し遂げるためのポジティブなエネルギーがある。メッシのためにもファンのためにもね」と、悲願達成が可能であると語っている。