過去6度出場し3位が2回、準優勝が1回の好成績

クロアチア代表はカタール・ワールドカップ(W杯)の3位決定戦でモロッコ代表を2-1で下し、3位で大会を終えた。1998年フランス大会の3位、2018年ロシア大会の準優勝に続く3度目のトップ3フィニッシュの快挙を海外メディアも称賛している。

 今大会のクロアチアはグループリーグF組をモロッコに次ぐ2位で通過。決勝トーナメント1回戦ではE組首位の日本代表と対戦し、PK戦の末に勝利した。続く準々決勝でも優勝候補のブラジル代表をPK戦で破り、2大会連続の決勝進出にあと一歩に迫った。準決勝ではアルゼンチン代表に0-3で完敗したが、グループリーグ初戦でスコアレスドローに終わったモロッコとの再戦ではしっかり勝利。初出場だった1998年フランス大会以来の3位フィニッシュとなった。

 今大会が6度目のW杯出場だったクロアチア。2002年日韓W杯、06年ドイツW杯、14年ブラジルW杯はグループリーグ敗退だった一方で、決勝トーナメントに勝ち上がった3大会は3位が2回、準優勝が1回と2大会に1回は準決勝進出という成績を残している。

 英メディア「Squawka」は「独立して以来、出場したW杯の50%でトップ3に入っている。人口400万人の国にとっては素晴らしい結果」とクロアチアの戦いを称賛した。日本で言えば、静岡県(約370万人)の人口とさほど変わらない程度の小さな国だが、MFルカ・モドリッチを筆頭に多くのタレントを輩出し、W杯で見事な結果を残し続けている。(FOOTBALL ZONE編集部)