3位決定戦のモロッコ戦でもボランチの一角でフル出場

 クロアチア代表は現地時間12月17日、カタール・ワールドカップ(W杯)の3位決定戦でモロッコ代表と対戦して2-1で勝利。準優勝に輝いた前回大会に続き、2大会連続で表彰台に立つことになった。キャプテンのMFルカ・モドリッチは、この試合でもフル出場。海外メディアは「中盤のマスター」と称賛している。

 クロアチアは前半7分、フリーキック(FK)をゴール前に入れると、DFイバン・ペリシッチが体を大きくひねったヘディングでゴール前につなげたボールにDFヨシュコ・グバルディオルが飛び込んで電光石火の先制ゴールを奪った。直後の前半9分、モロッコは右サイドからのFKをゴール前に入れると、手前サイドで相手選手に当たって大きく浮いたボールにDFアクラフ・ダリが反応してヘディングで同点ゴールを奪う。

 そんななか前半43分に決勝ゴールが生まれる。敵陣で攻撃がストップされた後にMFマテオ・コバチッチが早い出足でボールを奪い返すと、ペナルティーエリア内の左サイドからMFミスラフ・オルシッチが技巧的なシュートを決めた。クロアチアが2-1でリードして前半を終えた。

 後半は両軍ともにチャンスを作りながらもゴールには至らず、クロアチアが2-1で勝利を収め、1998年フランスW杯の3位、前回ロシアW杯の準優勝に続く好成績を手にした。

 37歳のモドリッチはモロッコ戦でもボランチの一角でフル出場。衛星放送「FOXスポーツ」が「中盤のマスター。もしW杯でルカ・モドリッチを観られるのがこれが最後だとしたら、それは間違いなく喜びだ」と称えると、海外ファンからも「レジェンドだ」「彼を観られたことが幸せだ」といった声が上がっていた。(FOOTBALL ZONE編集部)