FIFAワールドカップカタール2022決勝が18日に行われ、アルゼンチン代表がフランス代表との死闘を制して36年ぶり3度目の優勝を果たした。

 アルゼンチン代表は大会初戦でサウジアラビア代表に1-2の逆転負けを喫し、公式戦37試合ぶりの敗戦となった。しかし、その後はメキシコ代表、ポーランド代表、オーストラリア代表に快勝。準々決勝ではPK戦までもつれたオランダ代表との乱戦を制すと、準決勝ではクロアチア代表を3-0で破った。

 決勝戦ではリオネル・メッシの2得点とアンヘル・ディ・マリアのゴールが生まれたものの、相手のエースであるキリアン・エンバペがハットトリックの大暴れ。PK戦までもつれた死闘をアルゼンチン代表が制し、36年ぶり3度目のW杯優勝を果たした。

 データサイト『Opta』によると、W杯初戦で敗れながらもトロフィーを掲げたのは、アルゼンチン代表が大会史上2チーム目。南アフリカ大会の初戦でスイス代表に敗れ、その後の6連勝で初優勝を果たした“無敵艦隊”スペイン代表以来となる。アルゼンチン代表は1990年のイタリア大会でも黒星スタートから決勝に辿り着いたものの、西ドイツ代表に敗れて優勝を逃していた。