それは、檀上を去る前に起きた。

 フランスとの決勝ではPK戦にまでもつれこむ激闘を制し、カタール・ワールドカップで頂点に立ったアルゼンチン。試合後には各賞が発表され、アルゼンチンの守護神エミリアーノ・マルティネスが“ゴールデングローブ賞”に選ばれた。

 フランスとのPK戦では1本をセーブするなど、際立つ活躍を見せたマルティネスは、グローブ型のトロフィーを受け取ると、驚きの行動に出る。数歩歩いたのち、トロフィーを股間に持っていって、喜びを表現したのだ。

『ABEMA』で実況を務めた寺川俊平アナウンサーが「ちょっと、あまり良くないパフォーマンスを見せましたが、まあ…どうなんですかね」とコメント。
 
 解説の本田圭佑は「ははは」と静かに笑ったあと、「いいんじゃないですか」と肯定的だ。寺川アナが「日本代表があれをやったら相当怒られそうですけど」と振られると、本田は持論を展開する。

「いやいや、怒るぐらいでいいんじゃないですか、別に。誰か傷つけてないから。このぐらい、ふざけるヤツじゃないと、PK戦で止めれないってことですよ」

“お下品”なパフォーマンスも、本田の目には逞しさの表われとしても映ったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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