【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝】アルゼンチン3-3(PK4-2)フランス(日本時間12月19日/ルサイル スタジアム)

 まさに国の威信をかけた戦いを表す一コマだった。準決勝に続き、観戦に訪れたフランスのエマニュエル・マクロン大統領が81分、エムバペの起死回生の同点ゴールが決まると両手を掲げて誰よりも大きいガッツポーズをみせる様子を公式映像が捉えていた。

【映像】マクロン大統領、渾身ガッツポーズの決定的瞬間

 後半途中まで1本目のシュートすら打てない不穏な空気が流れていたフランス代表だったが、80分にPKで1点を返すと、そのわずか1分後コマンがメッシからボールを奪取してビッグチャンスを作る。

 コマンからラビオ、そしてエムバペ、テュラムと面白いようにボールが繋がり、最後はテュラムの浮き球パスをエムバペが右足ダイレクトボレーシュートで合わせて、劇的な2ゴール目を決めた。これには観戦に訪れていたマクロン大統領も両手を掲げて喜んだ。

 この状況をABEMAで状況を務めた寺川俊平アナウンサーは「怪物が一人で空気を飲み込んでいきました!かなりアルゼンチン行けるだろうという流れの中で、80分、81分エムバペ2得点!得点ランキングもトップに一気に躍り出ました!」と大興奮で伝えた。

 ABEMA視聴者からも「これは怪物」「ゴラッソー!」「時代は変わったw」「神がかってるw」「これだからW杯は面白い」など大興奮のコメントが相次いだ。

 サッカーは120分間戦っても1ゴールも生まれない試合もあれば、わずか2分間で2ゴールが生まれることもある。この誰も読めない劇的展開がサッカー、そしてワールドカップの魅力であり、それが決勝という最高の舞台で見られた。まさに世紀に残る一戦を物語るワンシーンとなった。(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)