FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)擁するアルゼンチン代表は19日、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)決勝でフランス代表に勝利。36年ぶりとなるW杯制覇を成し遂げたことにより、アルゼンチン政府が12月20日に急きょ祝日を設けた。アルゼンチンメディア『TyCスポーツ』が報じている。
アルゼンチン代表は前半にメッシのPK弾を含む2得点でリードも、80分と81分にFWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)にゴールネットを揺らされる。そして延長戦ではメッシが再びゴールを奪ったものの、延長戦終了間際にムバッペがPKから再び同点ゴールを奪取。劇的な試合展開で120分を終えると、PK戦でアルゼンチン代表が4-2と勝利した。
アルゼンチン代表一行は日本時間20日午前にも帰国するとみられるが、帰国後に首都ブエノスアイレスで大規模なパレードを開催するとのこと。アルゼンチン政府とアルゼンチンサッカー協会は国民が優勝パレードに参加できるようにするためにも、祝日設定を公式発表したのだ。
カタールW杯出場国では、先月22日にサウジアラビア代表がアルゼンチン代表相手に2-1と勝利。サウジアラビア政府はアルゼンチン金星をうけて、翌日に国民の祝日を設定。国内の遊戯施設や商業施設で入場料無料になるなど、アルゼンチン戦勝利を祝うキャンペーンが実施されていた。
また日本代表もW杯優勝候補だったドイツ代表やスペイン代表を撃破。サウジアラビアでの祝日設定もあり、試合後には岸田文雄内閣総理大臣に対して、ツイッター等を通じて祝日設定を求める意見が殺到した一方、祝日待望論に対する反発の声も上がっていた。