驚きの移籍が実現しそうだ。メキシコの強豪クラブ・アメリカは21日、同国代表GKギジェルモ・オチョアの退団を正式発表した。
スペイン紙『アス』などによれば、37歳の同選手はまもなくイタリア・セリエAのサレルニターナと契約を結ぶ見込みだという。過去にフランスやスペイン、ベルギーで戦った経験はあるが、イタリアは初上陸。欧州でのプレーはベルギーのスタンダール・リエージュに在籍していた2019年以来、3年ぶりになる。
オチョアはカタールの地で自身5度目のワールドカップに出場し、グループステージ初戦のポーランド代表戦ではFWロベルト・レヴァンドフスキのPKをセーブした。メキシコ代表は決勝トーナメント進出を逃したものの、世界一を争う場で37歳の守護神は再び評価を高めている。
セリエAで2年目のシーズンを迎えているサレルニターナは、今季のリーグ戦で12位につけている。しかし、15試合で24失点と守備に課題を抱えており、正GKルイジ・セペも負傷離脱中と困難な状況だ。
オチョアの加入は近日中に発表される見込み。すぐにチームへ合流できれば、年明け初戦となる2023年1月4日のミラン戦に出場できる可能性もある。37歳の大ベテランGKが初挑戦のセリエAでどんな活躍を見せるか注目だ。