18日に決勝戦が行われ、アルゼンチン代表の優勝で幕を下ろしたFIFAワールドカップ・カタール2022。
世界最高のコンペティションではあるが、ワールドクラスの選手が全員参加することができるわけでもない。
今回はそのワールドカップに出場していなかった「10名のスーパースター+2」をご紹介しよう。
モハメド・サラー
代表:エジプト
クラブ:リヴァプール
エジプト代表のモハメド・サラー。2大会連続のワールドカップ出場はならず、悔しい予選敗退となってしまった。アフリカネーションズカップの決勝でセネガルに敗れた直後、予選のプレーオフでの再戦でも勝てなかった。
とはいえ、このワールドカップ期間中には十分な休息が得られたはず。再開されたプレミアリーグで大爆発してくれるはず。
アーリング・ハーランド&マルティン・ウーデゴール
代表:ノルウェー
クラブ:マンチェスター・シティ&アーセナル
今大会の予選でカタールの人権問題に激しく抗議し、ボイコットも辞さない構えを見せていたノルウェー。その前に予選を突破することができず、若き天才ハーランド&ウーデゴールはワールドカップに足を踏み入れられなかった。
しかしこの両者はいまプレミアリーグで絶対に目が離せない選手たちだ。とくにアーセナルには冨安健洋が所属していることもあり、この年末年始の試合をチェックしなければ。
ズラタン・イブラヒモヴィッチ
代表:スウェーデン
クラブ:ミラン
一度スウェーデン代表から引退したイブラヒモヴィッチであるが、カタール大会のために復帰。しかしながら40歳の節目を迎えた彼は怪我に苦しみ、ポーランドとのプレーオフではほとんど出場できず。夏には膝にメスを入れることになった。
さすがのイブラヒモヴィッチでも44歳でのワールドカップ出場は難しいだろうが…もしかしたら自称「ベンジャミン・バトン(老人で生まれ、徐々に若返る男)」はそれを成し遂げてしまうかもしれない。
ダヴィド・アラバ
代表:オーストリア
クラブ:レアル・マドリー
世界最高のユーティリティープレーヤーであり、レアル・マドリーの守備を変えたセンターバックでもあるアラバ。オーストリア代表ではアタッカーもこなしてきた天才であるが、まだワールドカップでのプレー経験はない。
ただクラブレベルでは今キャリアで最も華々しいプレーをしているといえる。再開されるラ・リーガでは休息十分の姿を見せてくれるはず。
リヤド・マフレズ
代表:アルジェリア
クラブ:マンチェスター・シティ
かつてヴァイッド・ハリルホジッチ監督が率いてワールドカップに出場したアルジェリア。この15年はアフリカでトップレベルの力を見せているチームであり、マフレズも予選で5ゴールを決める活躍を見せたが、プレーオフでカメルーンに敗れてしまった。
彼がワールドカップで見られなかったのは残念であったが、プレミアリーグは年末年始も中断されない。すぐに彼の活躍が見られるはずだ。
マルコ・ヴェッラッティ&ジャンルイージ・ドンナルンマ
代表:イタリア
クラブ:PSG
EURO2020を制覇したイタリア代表。ロベルト・マンチーニ監督の下で無敗記録を37まで伸ばしたものの、このワールドカップ予選ではその期待を大きく裏切った。プレーオフで北マケドニア共和国に衝撃的な敗戦を喫し、2大会連続での予選敗退に。
マルコ・ヴェッラッティとジャンルイージ・ドンナルンマはEURO2020で最高の選手であったが、ワールドカップでは見ることができなかった。パリ・サンジェルマンでの試合でその鬱憤をぶつけて欲しいところ。
エディン・ジェコ
代表:ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
クラブ:インテル
36歳になっているにもかかわらず、今もイタリア・セリエAのトップストライカーとして活躍する驚異の大ベテラン。ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表でも重要な役割を果たしてきたが、今回の予選ではフランスやウクライナと同居したために突破はできず。
126capを数えるキャプテンは、今季限りで欧州を去ってアメリカに渡る可能性もあると伝えられており、代表でのキャリアもそれほど長くはないと考えられている。EURO2024でも彼を見たいところだが…。
ヤン・オブラク
代表:スロベニア
クラブ:アトレティコ・マドリー
アトレティコ・マドリーでプレーしているヤン・オブラク。世界最高のゴールキーパーの一人と言える存在であるが、スロベニア代表は久しくワールドカップ予選を突破できていない。
今回の予選でもグループ4位という成績で敗退しており、オブラクのパフォーマンスはクラブレベルでしか見られないものとなっている。GKを愛するサッカーファンはリーガ再開を楽しみにするべきだ。
ミラン・シュクリニアル
代表:スロバキア
クラブ:インテル
現在世界で屈指のセンターバックとして知られているミラン・シュクリニアル。多くのメガクラブが彼の獲得を嘱望していると言われるタレントであるが、ワールドカップには出場できていない。
今回の予選グループでスロバキアは3位となり、わずかにプレーオフ出場まで届かなかった。全試合にフル出場したシュクリニアルにとって、27歳というピークの年齢でワールドカップ出場を逃したことは痛い事実だ。
アンディ・ロバートソン
代表:スコットランド
クラブ:リヴァプール
今最も知的で万能な左サイドバック。28歳の彼はユルゲン・クロップ監督の下でリヴァプールが世界最高クラスのクラブになるための重要な役割を果たしてきた。
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スコットランド代表はプレーオフまで進むことに成功したものの、ウクライナを相手に敗北。24年ぶりとなるワールドカップ出場には至らなかった。