リーグ最下位で後半戦へ向かう

 日本代表DF吉田麻也は、今季よりドイツ1部シャルケでプレーしている。カタール・ワールドカップ(W杯)を終え、ブンデスリーガも後半戦に差し掛かるなか、現地メディアが吉田の進退についても言及している。

 吉田は今季、イタリア1部サンプドリアからシャルケへ移籍。W杯の中断期間前までにリーグ戦15試合に出場していた。W杯ではキャプテンとして、全試合フル出場で代表チームのベスト16に大きく貢献。この後ドイツでリーグ後半戦に備える。

 ドイツメディア「DER WESTEN」では、そんな吉田の境遇を考察。クラブで唯一代表招集されている選手について、今後「欠場する可能性」として、代表戦への招集次第で不在となる場合もあると報じている。

 また、日本はすでに2023年のAFCアジアカップの出場権を獲得しており、W杯と同様のカタールで開催が予定。大会は2023年6月から開幕する予定だが、記事では「カタールの夏の暑さのため、24年1月への延期が検討されている」と現状を伝え、来季のリーグ戦と時期が被る可能性も指摘した。

 同メディアは吉田について「サムライブルーに不可欠な存在」と評しつつ、「状況が悪くなれば、クラブは吉田を欠く可能性すらある。チームが降格すれば、おそらく彼はクラブを去ることになるだろう」と今季の結果次第で今後の進退に影響が及ぶことも危惧している。

 現在リーグ最下位となっているシャルケ。現地では前半戦厳しい評価もあった吉田のパフォーマンスが1つ鍵になるかもしれない。今後の進退を含め、クラブでどのようなプレーを見せてくれるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)