中国サッカー界を揺るがした八百長の処分が決定した。

『新浪体育』など複数の中国メディアによれば、問題となったのは、今年8月7日に行なわれた広東省大会のU-15カテゴリーの決勝で、広州が清遠を5-3で破った一戦だ。

 後半途中まで1-3とリードされていた広州は、そこからPKなどで4ゴールを奪取。逆転した後に最終ラインでボールを回しても、清遠の選手がまったくボールを取りに行こうとしないなど、明らかに不可解なシーンがあった。

 中国サッカー協会は12月25日、この試合は両チームが組んだ八百長だったとの調査結果を発表。関係者や管理者16人の職を解く厳しい処分を下した。
 
 これを受けて、韓国メディア『ファイナンシャルニュース』は「中国サッカーがめちゃくちゃな理由はここにある…ユースサッカーで八百長。重い罰で最悪の状況」と辛辣な見出しで、このニュースを伝えている。

「中国サッカーがワールドカップに出場できない理由の一つが明らかになった。八百長スキャンダルに包まれたのだ」

 記事は「関係者たちが大量に処分を受けると、ネチズンたちが『これが中国がワールドカップに行けない理由』と非難した」と伝えている。

 ユース大会での八百長という衝撃の余波は、しばらく続くかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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