ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属の日本代表MF田中碧(24)は、カタールW杯スペイン戦で決勝ゴールをマーク。森保ジャパンの金星に大きく貢献しただけに、ステップアップ移籍が期待されている。そんな中、英紙『デイリーメール』がカタールW杯に出場し、近い将来移籍が予想される選手を紹介した。

 『デイリーメール』は29日、最も移籍の可能性が高い選手をカタールW杯出場国ごとに紹介。日本代表を下したクロアチア代表からGKドミニク・リヴァコヴィッチ(RBライプツィヒ)が選出されたほか、優勝アルゼンチン代表からはMFアレクシス・マック・アリスター(ブライトン)が名を連ねている。

 すると日本代表からはMF三笘薫(ブライトン)やDF板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)ではなく、田中碧を「最も移籍の可能性が高い選手」に指名。同選手について「スペイン戦での勝ち越しゴールにより、日本代表を2大会連続となるベスト16入りに導いた。現在ドイツ2部リーグでプレーしている選手としては非常に良い成績を収めた」

 「日本のトップレベルの選手の多くがブンデスリーガでプレーしている今、田中碧が日本代表のチームメイトとブンデスリーガ所属クラブで共闘する時が来たのかもしれない」と綴っている。

 くわえて『デイリーメール』は番外編として、SCフライブルク所属MF堂安律(24)もピックアップ。ローマやマンチェスター・シティなど複数クラブからの関心が伝えられる中、「ドイツ戦で同点ゴールを決めた。彼は今夏フライブルクにやって来たばかりだが、早くも移籍の可能性がある」と記している。

 なおドイツ紙『ビルト』は先日、カタールW杯での活躍により田中碧の市場価値が70万ユーロ(約9800万円)から250万ユーロ(約3億5000万円)に上昇したことを紹介。デュッセルドルフが給与未払いの危機に直面していることもあわせて伝えた上で、デュッセルドルフに高額な移籍金を残してステップアップ移籍する可能性があると主張していた。