ワールドカップでのパフォーマンスは、次のキャリアにつながる可能性がある。
英紙『Daily Mail』は12月29日、カタール・ワールドカップに出場した全32チームから、大会での出来を踏まえて飛躍が見込まれる選手をひとりずつ選出した。日本代表からは、切り札として躍動した堂安律や三笘薫を抑え、デュッセルドルフの田中碧が選ばれている。
田中は日本代表の4試合のうち3試合に出場。グループステージのドイツ戦、スペイン戦ではスタメンに名を連ね、強豪相手の逆転勝利に貢献した。スペイン戦での決勝ゴールは記憶に新しい。
2021-22シーズンからデュッセルドルフでプレーする田中だが、2部リーグだけに世界的な注目度は決して高くない。それだけに、カタールでのパフォーマンスが、田中をステップアップさせるとの見方もあるようだ。
Daily Mail紙は「スペイン戦の2点目は日本を2大会連続のベスト16に導いた。ドイツ2部でプレーする選手としては非常にうまくやった」と報じている。
「日本のトップタレントの多くはブンデスリーガでプレーしており、同胞たちと一緒になるタイミングかもしれない」
そのブンデスリーガで戦う同胞のひとりが、田中と同じくスペイン戦でネットを揺らした堂安だ。
堂安はドイツ戦とスペイン戦で途中出場しながら同点ゴールを奪取。ラウンド16のクロアチア戦でも先制点につながるクロスを入れた。Daily Mail紙は、グループEの「選外」として、堂安の名前を挙げている。
なお、各国から選ばれた飛躍が見込まれる選手は以下のとおりだ。カッコ内は現所属クラブ。
グループA
オランダ:トゥーン・コープマイネルス(アタランタ)
セネガル:イスマイラ・サール(ワトフォード)
エクアドル:モイゼス・カイセド(ブライトン)
カタール:アクラム・アフィーフ(アル・サッド)
グループB
イングランド:デクラン・ライス(ウェストハム)
アメリカ:クリスティアン・プリシック(チェルシー)
イラン:サルダル・アズムン(レバークーゼン)
ウェールズ:ネコ・ウィリアムズ(ノッティンガム・フォレスト)
グループC
アルゼンチン:アレクシス・マク・アリステル(ブライトン)
ポーランド:ピオトル・ジエリンスキ(ナポリ)
メキシコ:セサル・モンテス(モンテレイ)
サウジアラビア:フィラス・アル・ブライカン(アル・ファテフ)
グループD
フランス:ランダル・コロ・ミュアニ(フランクフルト)
オーストラリア:ハリー・サウター(ストーク)
チュニジア:アイメン・ダーメン(スファクシアン)
デンマーク:ヨアキム・アンデルセン(クリスタル・パレス)
グループE
日本:田中碧(デュッセルドルフ)
スペイン:ダニ・オルモ(RBライプツィヒ)
ドイツ:ニクラス・フュルクルク(ブレーメン)
コスタリカ:ケイラー・ナバス(パリ・サンジェルマン)
グループF
モロッコ:ボノ(セビージャ)
クロアチア:ドミニク・リバコビッチ(ディナモ・ザグレブ)
ベルギー:アマドゥ・オナナ(エバートン)
カナダ:カマル・ミラー(CFモントリオール)
グループG
ブラジル:ペドロ(フラメンゴ)
スイス:ヤン・ゾマー(ボルシアMG)
カメルーン:ヌフ・トロ(シアトル・サウンダーズ)
セルビア:ストラヒニャ・パブロビッチ(レッドブル・ザルツブルク)
グループH
ポルトガル:ゴンサロ・ラモス(ベンフィカ)
韓国:ファン・インボム(オリンピアコス)
ウルグアイ:ジョルジアン・デ・アラスカエタ(フラメンゴ)
ガーナ:モハメド・クドゥス(アヤックス)
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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