「年齢と時間があるから、難しいことだと思う」とするも可能性を除外せず

 昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)で、FWリオネル・メッシはアルゼンチン代表を36年ぶり3度目の優勝に導いた。35歳で挑んだカタール大会は、メッシにとってキャリア最後のW杯になると思われていたが、2026年W杯に出場する可能性もあるようだ。英メディア「90Min」が報じている。

 アルゼンチンを優勝に導いたリオネル・スカローニ監督は、メッシの代表での今後のキャリアについて「私は、メッシが次のW杯にも出場できると思っている。多くは、彼が望むかどうか、その気持ちがあるかによるけれどね。ドアは常に開かれている。彼はピッチに立つことを幸せに感じているし、私たちにとっても良いことだ」と、キャプテンも務める10番の6度目のW杯出場について語った。

 カタール大会の決勝前には、「この試合がW杯で最後の試合になるだろう」と語っていたメッシだが、現在は心境が変わっているようだ。アルゼンチンメディア「Ole」に対して、「分からない。これまでも年齢的に、僕が出場するのは難しいと思うと言ってきた。僕はサッカーをプレーするのが大好きだし、自分がやっていることも大好きだ。健康で、肉体的にも良い状態であると感じられる限り、今と同じように楽しめていたら、そうするだろう。でも、それは難しいことのように見える」とコメントした。

 さらに「正直に言うけど、そこまで先を見ていないんだ。それが、僕が繰り返していることだし今後も繰り返すことだ。年齢と時間があるから、難しいことだと思う。でも、僕の今後のキャリア次第なんだ」と、現在の状態が保てれば出場する可能性があることを明言している。

 カタールで、メッシとW杯の最高の物語はこれ以上ないエンディングを迎えたかと思われたが、3年後の大会で、その続きを見ることができるかもしれない。(FOOTBALL ZONE編集部)