「キャッチャーが遠く、ホームベースも小さく見えた」と感想

 サッカー日本代表を率いる森保一監督が3月9日、野球のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場している日本代表の初戦となる中国戦で始球式を担当。ノーバウンド投球を見せたが、ストライクとはならず「70点」と自己評価した。

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)やダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)といったメジャーリーガーも参戦する豪華陣容で注目を集めているWBC日本代表。サッカー日本代表を指揮する森保監督は3月9日、初戦となる中国戦の始球式を任され、背番号「1」のユニフォームを着てマウンドに立った。キャッチャー役を務めた広島東洋カープの投手・栗林良吏目掛けて投げたボールは、やや右にズレたが、ノーバウンドでミットに収まった。

 森保監督は「70点。ストライクに行かなかったので」と自己評価。背番号「1」に関しては、「我々も世界一を目指して挑んでいく。サムライジャパンが世界一を目指すにあたっても、1つ1つ頑張って下さいという意味を込めて1にしました」と説明した。

「試合前のベンチから感じられる緊張感が伝わってきたし、実際にマウンドに立ってみるとキャッチャーも遠くて、ホームベースが小さく見えた。ピッチャーの方々はボール1個、数ミリの世界で投げていくのが凄い技術だなと。メンタル的にも投げるまで時間があるので、メンタルを強く持っておかないとできないことが行われていると思いました」

 WBC日本代表を率いる栗山英樹監督や、昨季プロ野球史上最年少で三冠王に輝いた村上宗隆とも会話したことを森保監督は明かしていた。(FOOTBALL ZONE編集部)