ウルグアイ初のプロ審判員クラウディア・ウンピエレス氏が見解
森保一監督率いる日本代表は3月24日、昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)後初となる国際親善試合でウルグアイ代表と対戦し、1-1の引き分けに終わった。後半20分にMF伊東純也(スタッド・ランス)がペナルティーエリア内で倒されて一度はPKを獲得するも、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入で取り消しになったシーンに関して、海外元主審が妥当な判定だったと見解を述べている。
日本はカタールW杯でベスト16の成績を残し、2026年のW杯に向け、森保監督の続投が決定。第2次政権の初陣としてホームにウルグアイを迎えたなか前半38分、レアル・マドリードに所属するMFフェデリコ・バルベルデにゴールを決められ先制を許す。
反撃に出た後半、日本は同20分、途中出場のMF伊東がペナルティーエリア内で倒され、主審がPKと判定。しかし、VARの確認の結果、PKは無効となった。それでも日本は同30分、伊東が再び右サイドを突破し、グラウンダーのクロスを放り込むと、ゴール前に走り込んだ途中出場のMF西村拓真(横浜F・マリノス)がボールを押し込んで同点弾を奪い、1-1で引き分けた。
元ウルグアイ代表MFルベン・ウンピエレス氏の姪で、ウルグアイ初のプロ審判員にして、2019年の女子W杯でもジャッジを担当した元主審のクラウディア・ウンピエレス氏はウルグアイのニュース番組「Telenoche」でVARが日本にPKを与えなかったことは正しいと述べた。
「(ウルグアイMFマヌエル・ウガルテが)先にボールに触れていなければ、順当にPKが科されていた。あれはPKではなく、幸運にもVARがあって判定が修正された」
クラウディア氏は、西村のゴールについて「ドンピシャで素晴らしかった」とも語っていた。(FOOTBALL ZONE編集部)