昨夏、鹿島アントラーズに復帰したMF柴崎岳(32)がYouTube『リクシルスポーツ』に登場し、2022年ワールドカップでの不思議な体験を語った。
2018年ワールドカップで主力を務め、日本代表のベスト16入りに貢献した柴崎。
その後はクラブでパフォーマンスが上がらず、代表での立場も微妙なものに。30歳で迎えた2022年大会にはギリギリで選出されたものの出場機会は得られなかった。
それだけに、同大会について柴崎の視点ではあまり多くが語られていない。
ただ25日に公開された動画で『印象的な試合』というテーマを出された柴崎は、「あまりしていないからしようかな」と当時を振り返った。
「1試合も出られなかったんだけど、外から見ていて、ベンチから思うこともあった。
クロアチアに負けた時に…PKになった時に、なんか分かんないんだけど俺ぱっと上を見たのね。そしたら月があったの。
ちょっとそういう(スピリチュアルな?)話になっちゃうんだけど。月があって、満月とかじゃなかった。ちょっと欠けている月だった。満月っぽいんだけどよく見ると満月になり切れていない月だった。
『あ~』と思って。『どういう意味なんだろうな』と思ってて。PK戦が始まったらみんな外して負けちゃった。
俺あんま月とか見ない人なんだけど、たまたまなぜか上を見た時に月がそこにあって、『何を暗示してるんだろうな』みたいな感じで見たら結果そうなった」
日本代表は優勝候補のドイツ、スペインを下してグループステージを首位通過したものの、伏兵クロアチアにPK戦の末に敗れてラウンド16敗退。PK戦では4人中3人が外す結果となった。
ベンチ入りしていた柴崎はPK戦の前にふと空を見上げ、欠けている月を見て何かを感じてしまったそうだ。
「何のつながりもない感じなんだけど、自分がいつもしていない行動からそういう風に感じたから…運命的なもの(を感じた)。それをすごく覚えている」
普段しない行動だっただけに、今でも忘れられない印象的な出来事として記憶に残っているという。天才肌のMFらしい感覚かもしれない。
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なお柴崎は『人生最大のよろこび』というテーマでは、「(今年7月に)子供が生まれたことかな。嬉しかったですね。いま育児に奮闘しています」と話していた。