【米大リーグ】エンゼルス-アスレチックス(9月17日・日本時間18日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルス大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場し、1回1死一塁からの第1打席で痛烈なゴロでのライト前ヒットを放った。本塁打王争いでは、ゲレロJr.(ブルージェイズ)に2本差をつけられているが、前日の2安打に続くヒットで復調ぶりをアピール。メジャー経験がある西岡剛からも「グッドスイング!」と絶賛された。
【中継】大谷翔平は「3番・DH」で出場
前日まで9月の月間打率が.190と調子が上がらない大谷だが、前日の試合では足も活かして内野安打2本。久々のマルチ安打を記録すると、ライトポール際には飛距離十分の特大ファウルも放ち、そのパワーには変わりがないことを証明した。さらに第5打席には、右ふくらはぎに死球を受け、相手投手と監督が退場になる騒動にもなったが、相手野手と談笑するなど余裕も見せ、ファンの間でも少しずつ状態が上向いているのでは、という声が出始めていた。
カウント1-1から、低めの変化球にやや体勢が崩されかけたと見られた大谷だったが、空振りすることなく、うまくアジャスト。しっかりとミートされた打球は、相手守備陣の大谷シフトを切り裂いて、ライト前まで転がった。これには日米プロ野球で活躍し現在も独立リーグでプレーする西岡剛が、打った瞬間に「グッドスイング!」と絶賛。さらに「ちょっと泳がされましたが、右の肩が開かずに残ったままだった。非常に技術が高い」と評価していた。
視聴者の間でも、豪快なアーチの雰囲気が出てきた大谷に向けて期待の声が高まり「まじグッスイング」「ヒットじゃ我慢できなくなったわw」「相変わらず打球はやすぎ」「打率ぐんぐん上がるやん!」と、テンションも上がっていた。
本来であれば、この試合は1918年のベーブ・ルース以来103年ぶりとなる「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」を目指して先発登板するはずだったが、右腕に張りを訴えたため登板を回避。この日を終えれば残し15試合となるだけに、快挙達成は微妙な状況になってきた。投手としては活躍できない分、メジャー初の快挙となる50本塁打、25盗塁の「50-25」を目指して打者としてフル稼働したいところだ。なお大谷は前日までに44本塁打、23盗塁を記録している。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)



