将棋の順位戦A級8回戦が2月4日に行われ、豊島将之九段(31)と斎藤慎太郎八段(28)が現在対局中だ。戦型は「角換わり」の出だしとなったが、指し手のペースが早く正午からの昼食休憩までに50手目まで進行。午前中から両者の研究が激しくぶつかり合っている。
【中継】順位戦 A級 8回戦 豊島将之九段 対 斎藤慎太郎八段
斎藤八段は昨期、A級初参戦ながら8勝1敗の好成績で名人への挑戦権を獲得。名人戦七番勝負では、渡辺明名人(棋王、王将、37)に1勝4敗で敗れたが、今期も1回戦から絶好調で無傷の7連勝。本局に勝利するか、5勝2敗で2番手につける糸谷哲郎八段(33)が敗れれば、2期連続での挑戦が決まる。斎藤八段が敗れ、糸谷八段が勝利した場合は、1差の状態で最終9回戦に直接対決する。
豊島九段は今年度、王位戦、叡王戦、竜王戦と3つのタイトル戦に出場したものの挑戦失敗、防衛失敗、防衛失敗と藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)相手に苦戦が続き、無冠に転落。今期のA級では既に残留は決めており、残り2局は来期の挑戦に向けて、1つでも白星を積み重ねたいところだ。
持ち時間は各6時間で、先手は斎藤八段。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
豊島将之九段 サーモンステーキとカニクリームコロッケの盛り合わせ 斎藤慎太郎八段 珍豚美人
【昼食休憩時の残り持ち時間】
豊島将之九段 5時間15分(消費45分) 斎藤慎太郎八段 5時間17分(消費43分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)