【MLB】エンゼルス-メッツ(6月10日・日本時間11日/アナハイム)
 エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場したこの試合の5回表、両チームの選手たちが見せた“ファインプレー”が視聴者の注目を集めた。
【動画】危険を回避した優しさ溢れるバックハグ
 エンゼルス2-4で迎えた5回表メッツの攻撃、打席にはこの回先頭の3番・リンドーア。フルカウントからエンゼルス3番手・ワンツの投じた外角高めのスライダーを引っ張ったリンドーアの打球は一、二塁間を突く球足の速いゴロに。そのままライト前ヒットになるかと思われたが、なんとこれを右寄りシフトのショート・ベラスケスが横っ飛びでキャッチし、ほぼライト前の位置から、一塁カバーへと入ったワンツへと送球。そのタイミングで打者走者のリンドーアがワンツの背後から一塁を駆け抜けようとしたため、2人が激しく衝突しそうな状況になった。しかしその際、リンドーアはワンツに接触しながらも、上手く力を逃がしつつ、バックハグをするような形でワンツの身体を支えて一緒に減速。自身はアウトになったものの、あわや大怪我となりかねない事態を、咄嗟の判断で回避するという、記録には残らない“ファインプレー”を見せた。