圧倒的な強さを誇ってきた王者が、5連覇に向けて大ピンチだ。将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」の予選Eリーグ第1試合、チーム藤井とチーム渡辺の対戦が7月9日に放送され、チーム藤井はスコア3-5でチーム初戦を落とした。リーダー藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)は個人・団体通じて全て優勝の4連覇中だが、この試合では渡辺明名人(棋王、38)と1勝1敗、近藤誠也七段(25)に1敗と、1勝2敗とまさかの負け越し。「責任を感じています」と言葉を絞り出すと、相手チームからも「調子がよくない」「本来の出来じゃない」というコメントまで飛び出した。