「母さん、愛してるよ」10年かけてメジャー初昇格を果たした苦労人号泣の電話にファンもらい泣き「これは良い話」

　エンゼルス大谷翔平投手の活躍により、日本でも近年さらに注目されるようになったメジャーリーグ。世界各地からパワー、テクニックに優れた名選手が集まり、超ハイレベルのプレーを披露、その対価として年俸数十億円という巨額を手にすることもあり、まさに野球界のドリームリーグだ。このメジャー昇格までに10年の歳月をかけた選手がいる。ロッキーズのバーナードは、2012年にドラフト指名を受け、今年の8月についにメジャーデビュー。昇格の知らせを聞いた後、愛する母に泣きながら電話する様子に、ファンももらい泣きすることとなった。

【映像】涙ながらに母へメジャー初昇格を告げる選手（49分16秒ごろ～）

　バーナードは2012年にパドレスからドラフト35巡目で指名を受けた後、様々なチームのマイナーを経験すると、アメリカだけでなく世界5カ国のリーグでもプレー。メジャーリーグの晴れ舞台に立つ日を夢見ながら、努力を続けてきた。昨年、ロッキーズと契約を結び、今月ついに悲願のメジャー昇格が決定。早速、愛する母にビデオ通話で喜びを伝えることになった。「母さん、俺メジャーに行くことになったよ！やったよ、母さん」と興奮気味だったが、知らせを聞いた母が喜びに涙する表情を見ると、バーナード自身も「今まで支えてくれてありがとう。ママがいなかったらできなかったよ」と号泣した。

　バーナードは、その後メジャーの打席に立つとボテボテのサードゴロながら俊足を活かして内野安打に。31歳322日でのメジャー初ヒットという記録的な遅咲きに。ファンからは「これは良い話」「お母さんも嬉しい驚きだっただろう」「1年でも長くプレーしてほしい」と感動と祝福の声が寄せられていた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）