ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属の日本代表MF田中碧(24)は、FIFAワールドカップ・カタール大会代表メンバー入りの可能性がある。そんな田中碧が川崎フロンターレ在籍時から続けていることを明かした。14日、ドイツ誌『ビルト』が同選手の言葉を伝えている。
東京五輪出場の経験を持つ田中碧は昨年6月、川崎フロンターレからデュッセルドルフへ1年レンタルにより加入。昨季のパフォーマンスを高く評価されると、今年4月になって買い取りオプション行使によりデュッセルドルフの完全移籍を果たしている。
また今季はここまでドイツ2部リーグ戦でほぼ全試合に先発出場。低調なパフォーマンスにより批判を浴びていたが、今月1日の第10節・アルミニア・ビーレフェルト戦で今季初ゴールを挙げている。
そんな中、『ビルト』は穴が空いてボロボロになっている田中碧の靴下に注目。同選手は『ビルト』のインタビューで「この靴下が僕に幸運をもたらしてくれています。5年前に日本でプロになってから、練習や試合でずっとこの靴下を履いていますね。もちろん、少しは穴も開いていますが、履ける限りは履き続けますよ」と、川崎フロンターレ在籍時から履き続けていることを明かしている。
また田中碧はビーレフェルト戦での今季初ゴールについて聞かれると「今シーズン初ゴールをようやく決めることができて、とてもうれしいですね。代表戦(エクアドル戦)であまり良いプレーができなかったので、いつも以上にやる気に満ち溢れていました」
「でも、もっと早い段階で今季初ゴールを決めるべきでしたね。あの試合(ビーレフェルト戦)でも3回チャンスがあったので、少なくとも2ゴールは決めるべきだったんです」と回顧。決定力のさらなる向上を課題に掲げている。
なお田中碧は先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップで日本代表に選出。23日のアメリカ戦で出番がなかったほか、27日のエクアドル戦では先発出場したものの存在感を発揮できなかった。
また英メディア『Squawka』は先月末、カタールW杯の日本代表メンバー26名を予想。現在負傷離脱中のボルシア・メンヒェングラートバッハ所属DF板倉滉(25)やVfLボーフム所属FW浅野拓磨(27)が間に合うという前提条件のもと、田中碧やヴィッセル神戸所属FW大迫勇也(32)などの落選を予想している。